帰ってくる途中で車の中でイタしてしまったのに照れくさいながらも幸せな気分で久世さんのマンションまで帰ってくると、今度はそのまま久世さんに手を引っ張られて風呂場に連れられていった。
「あ、の…」
久世さんは無言で碧の服をまた剥ぎ取り風呂場に押し込めると碧の後ろにシャワーヘッドを向けながら中をかきだした。
中に出したからか…と碧は後処理する久世さんにいたたまれないと思いながらも身を任せる。
「碧…中がとろとろになってる」
「そんな…じゃ……んっ……」
中をかき回されれば声がやっぱり漏れそうになって唇を噛み締める。
「あっ、ぁ…」
久世さんに弄られてると思えばそれだけで感じてしまう己の身体が恨めしい。これじゃもっとしてって暴露してるようなもんだろ。
かぁっと思わず顔が赤くなってきてしまう。
「……もう一回、しても…?」
久世さんがかき出すのとは別の意味を持ったような指の動きで碧の中を弄ってくるのに、碧は久世さんに抱きつきなからこくこくと頷く。
「……でも…明日仕事だろう…?」
「いい!大丈夫っ……して…?」
「…っ!」
ぐっと久世さんの碧を抱きしめる腕の力が強くなると、今度は碧の身体をひっくり返し、後ろからまた久世さんの大きくなった屹立を宛がわれる。
さっきしたばっかりだからかさっきよりもずっと楽に久世さんをのみ込んでいくのにぞくぞくとまた碧の背筋に快感が走る。
手を壁につき、久世さんの手が碧の腰を掴むと深く律動を繰り返す。
内壁を擦られるのに碧の腰も自然に誘うように揺れてしまう。
疼く…。もっと…欲しい。
「もっと…?」
「んっ」
久世さんの低い声が碧の耳をも刺激してくる。掠れた久世さんの色気を孕んだ声にも碧はぞくぞくしてしまう。
なんかもうどこもかしこも感じすぎておかしくなりそうだ。
久世さんに触れられているだけで肌が粟立つ。
声を聞くだけできゅっと心臓が苦しくなる。
こんなになるなんて知らなかった。
「こんな……はじめ、て……」
「ん?…何が?」
「全部……ほし…」
「ああ…碧…俺もだ……碧が欲しい」
「俺、久世さんがいい!……久世さんが……欲しいって言ってくれるなら…あ、ぅ……」
ぐっと奥に久世さんを感じて嬌声があがる。
男の喘ぎ声なんてみっともないと思うけど…。
「ばか…そんな事言ったらとめらんねぇぞ…?」
風呂場に響く久世さんが碧を突くヤラシイ音がまた激しくなってくる。
「いいっ…とめ、ないで…」
「ほんとに…碧…」
可愛い、と耳元に久世さんの声が響いて耳朶を食まれると碧は身体を震えさせ白濁をまた放っていた。
後ろでは久世さんも腰を押し付け碧の中でどくどくと脈打っている。
「……よすぎ…早すぎだろ…というか…また出しちまった……」
「あ、あぅ…」
ずるりと久世さんが抜けるのに声が出て力が抜けてくると久世さんの腕が碧の身体を支えてくれた。
「………悪い…マジで大丈夫か…?」
「………どうだろう…?」
いい、と言ったものの確かに立ちっぱの仕事にはちょっとツライかも、と思ってしまう。
大きく広がってるだろう碧の後ろは久世さんがまだいるような気がしてならない位だ。
「……だよな…。あとはもう碧動かなくていいから」
碧は大丈夫だというのにその後は久世さんがもう何から何まで碧の面倒見る始末。風呂上がるのも抱きかかえられて、移動も全部抱きかかえられる。
「あの…ホント…大丈夫だよ…」
「いいから。俺がこうしたいだけだ、ってのもあるから」
照れもせず真顔でそんな事言われるのに照れくさくて碧は身体を小さくする。
いつもの久世さんのだぼだぼのスウェットを着させられ、また抱きかかえられて久世さんのベッドへ。
「そういえば碧何も食べてないんじゃないのか?」
「んん?いい。酒飲んだし、今はなんもいらない」
なんていったって幸せ気分が満載で胸いっぱいな感じだ。
まだお酒が抜けきっていないみたいで気分がぽやぽやしているし気持ちもふわふわしている。
「あ、久世さんは?」
「俺は行く前にちょっと食ったから大丈夫だけど…」
「じゃいいよ」
食べ物よりも久世さんと一緒にいたい。
ベッドに横たえられた碧の頬を撫でる久世さんに碧は腕を伸ばした。
「うん?」
「…こゆこと…して…いい?」
久世さんの首に腕を回して抱きつく。
「……………いいけど…またスイッチ入りそうになるな…」
「……久世さん、絶倫だよね…」
「……………………………碧にだけだけど」
「そう…な、の……?」
久世さんの返答にかっと耳まで熱くなってしまう。
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朝の分をあけおめ挨拶兼ねて夜中0時にupします~^^
おまけはなしですけど^^;
しかし…大晦日にえちシーン…wwww
皆様よいお年をお迎え下さいね~^^/
MR様SR様お忙しいのにコメントありがとうございますm(__)m
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