はのんのBL部屋

　「譲…」
　世那の部屋のベッドに寝かせられたけど、恥かしくて世那の首に巻いた腕を外せない。
　だって今日はもうずっとしてもらえるんだって思ってて…いざこれから、って心の準備はもう整ってるけど、流れじゃなくて決まってたってのが恥ずかしい！
　モチロン！したいはしたいけど…待ってました、カモーンなんて言えるはずない。

　「譲？何？……顔真っ赤だぞ」
　「だ、だ、だってっ！」
　無理に世那が譲の腕を解くので顔を隠す。
　真っ赤になってるのも分かってる！耳まで熱くなってるのも！
　「眼鏡…」
　ほら、と世那が譲の重い眼鏡に手をかけて外される。
　眼鏡もなくなったのでぎゅうっと手で顔を隠して横を向いた。
　だって！やっぱ恥ずかしいっ！
　横を向いた譲の耳を世那が食んだ。

　「譲？こっち向いて？」
　世那が譲の身体に手をかけて体を仰向けにすると手をつかんで外させられ、世那と目が合った。
　これから、と思うとドキドキがすごい！
　「死にそう…」
　「は？」
　「心臓壊れてるかも…」
　痛い位にどくどくと鳴ってる！頭から全身脈打ってるみたいだ。
　「んなわけあるか。ばか…」

　世那がくすっとまた笑って顔を近づけてきた。
　キスも好き…。
　下唇、上唇と舐められて啄ばまれる。
　「せ、な…」
　世那の舌も熱い。
　絡まった舌が世那の熱を伝えてくる。
　息が出来ない位に深く世那の舌が絡んでくる。
　「んっ…は……」
　手は世那の胸の辺りを掴む。　
　世那の手はというと譲のロンＴの裾から譲の肌を触ってきたのにますます請えと熱い息が漏れてしまう。

　「あ、ぁ……世那ぁ…」
　ぞくぞくと快感が背筋を伝わっていく。
　「待ってたんだろ？いっぱい感じろ」
　「んんっ！」
　世那が首筋に舌を這わせながら譲のＴシャツを捲っていくと脱がせられ、そしてさっと世那も脱いで上半身裸になる。
　「世…那…」
　世那の首に掴まるように腕を回した。

　なんで今まで世那がいなかったのに平気だったんだろう？一人でも平気だったのに今はダメだ。こんなに欲しくて…。
　自分にエロいことなんて似合わないと思ってたのにこんなにヤらしく、世那にして欲しいって思うようになるなんて。
　「あぅ、んっ」
　世那の手が譲の下を下げてもう感じて勃ち上がっていたものを触れたのに声が出る。
　「なんだ？日中も出したのにもう勃ってるのか？」
　「だ、だ、って…」
　世那にされたら感じるに決まってる！

　世那は…？
　譲の上に乗っている世那にそろりと手を伸ばすと世那もニットパンツの中でもう大きく張り詰めていた。
　…世那も感じてるんだ…？
　よかった、とほっとしてしまう。
　ひかれたら絶対萎えるはずだけど、世那のそこは大きくピンと勃っていた。

　学校で世那の口でイってしまった事を思い出して譲はさらにかっとする。
　譲もした方いいのかな…？さわりと世那のを触ってどうしたらいいのかな？と悩んでしまう。
　「…いい。今は中に早く入れたい…」
　譲が考えた事が分かったのか世那がそんな事を言った。そんなに分かりやすいんだろうか…？
　「……分かりやすすぎ」
　くすっとまた笑われた。
　「お前の考えてる事なんて丸分かりだ」
　「ぁ…」

　耳朶を食まれ、首筋を舐められればふるっと譲の身体が震えた。
　「くすぐったい…よ…」
　「違うだろ？感じてんだよな？………キスマークは誰に見られるかわからねぇからまずいか…」
　世那が呟きながらキスを譲の身体のあちこちに落としていく。
　こんな胸もない薄っぺらな体にそれでも世那はいいと言ってくれているようにやさしく触って、撫でて、キスで辿ってくれる。
　それだけで譲の心も身体も震えて感じて溶けてしまいそうだ。

　そして貪欲にもっと…と思ってしまうんだ。
　なんでこんなに好きなんだろう？
　「んっ！あ…」
　胸の先が尖って敏感になっているのを世那に食まれて舌でくりくりと刺激されれば吐息と一緒に声が漏れる。
　さらに刺激が欲しくてもじ、と腰を揺らすと世那がふっと笑って、そして世那の手を待ってすでに先から雫を滲ませていた大きくなっている譲のモノに世那が触れた。

　「…先に一回イくか？」
　我慢出来ない位感じていたけど譲は首を振った。
　「ヤだ…世那…一緒がいい…」
　だって譲は学校でもしてもらってるのに。
　「譲…」
　世那の声も熱くて掠れている。
　触れている所がさらに熱く感じるのは気のせいなのかな？

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続きに拍手コメお返事です^^

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