道を教えてもらって帰宅すると車がなくなっていたのに世那と二階に行って世那の部屋へ。
「譲」
世那に名前を呼ばれれば世那の腕の中へ…。
やっぱ好き…。
なんかすごく久しぶりな感じがする。
世那が顔を近づけてきてキスを交わすのになんか心の中が満たされて、震えてきそうになっちゃう。
軽いキスから段々舌が絡まってきて譲も夢中に世那の舌に応えると熱く息が漏れてしまう。
だって気持ちいい…。
「は…ぅ……世、那ぁ……」
「………もう感じた?」
くすと世那に笑われて恥かしくなって世那の胸に顔を埋める。
だって…足りなかったんだもん。
ずっと一緒にいたからもう世那がいるのが普通になってて…。それがバイトに行っちゃうと家に一人になるから…。広い家だと余計に寂しく思えてしまうのかもしれない。今までは世那がいてくれたからそんな事思わなかったけど。
「せ、……世、那…も…?」
抱きしめられたら世那の前も大きくなってるのが分かった。
「当然。………する?」
「………」
まだ全然日が明るいけど…親達もいないし…でも恥ずかしい…。
もじもじしてると世那がまた顔を近づけながらキスして、そして譲の前を触ってきた。
「あっ、んっ」
思わずびくんと感じて声が出てしまう。
「……ダメだ…やっぱ我慢出来そうない…。譲、いい?」
「……んっ」
世那に我慢できない…なんて言われたら頷くに決まってる。だって譲だって世那を感じたいと思ってるんだ。
世那がぐいと譲の腰に手を回したと思ったらベッドに倒された。
「世那…」
世那の首に腕を回すと世那がキスを何度も何度も繰り返しながら譲の服を性急に脱がせていく。
そんなに世那もしたい、と思ってくれていた?
まるで足りなかったと言わんばかりの世那のキスとがっつくような手の動きが嬉しい。だってそれ位世那も欲しいと思ってくれてたって事でいいんだよね?
もう譲の前も期待で大きくなっている。なんでこんなに正直なのか。
自分にはセックスなんて無縁だと思っていたのに…こんなになるなんて…。
して欲しいなんて思うようになるなんて…。
「あぁ、んっ!」
世那が譲の眼鏡を取って、着てた物もみんな取っちゃって早々にローションを掬って後ろに指を這わせてくる。
「わりぃ…ほんと…」
「な、に…が?」
「余裕ねぇよな…」
世那が苦笑している。
「譲…」
譲の耳元で名前を囁きながら世那の指を身体の中に感じれば息があがってくる。
だって…気持ちいい…。なんで触られてるのがこんなに気持ちいいんだろう?だからおかしくなっちゃいそうになるんだ。
「こんな…の…僕……変…?」
「ん?何が?」
「だって……その…後ろ…弄られて……気持ち、いい…とか…」
「ばぁか。気持ちよくていいだろ…いっぱいホントは譲をぐちゃぐちゃに気持ちよくしてやりたいとこだけど…」
「世那に…触られてる…だけで気持ちい…あ、んっ」
ぐっと譲の中の奥まで世那の指が進んできたのに声があがる。
「…お前…中弄ってた?」
「し、してないっ!」
「だって中柔らかくなってるし…お前の中、指に絡まってくる…してほしかったんだ…?」
「そ、そ…うじゃない…けど」
「え?したくない?」
「そうでもないけど…」
「なんだよ?俺なんかしたくていたのに…」
いや、したかった、はそうだけど…それよりも世那が全体的に足りなかったんだ。
ぎゅっと世那の首に腕を回して抱きついた。
「好き……。…だって…せ、な…が足んなか…った…んだもん…」
「ああ!もう!…わり…ホント…」
世那が指を譲の中から引き抜くとささっとゴムをつける。
「悪くないよっ!んんっ!」
世那が中に入ってこようとする。キツイっ!
…でもそれ位世那も切羽詰ってたって事?
大きくなってもう張り詰めている世那がゆっくりと譲の中に入ってくる。
「んんんぅ…」
「…痛いか?」
痛いけど…いい。
譲は頭を振った。
「いい!世那…して…?」
「ああ!んとにっ!」
世那が額に汗を浮べながら譲の中を擦ってくる。
譲の腰を掴んで奥に奥に…。
「お前の中…やべぇ…なんでこんなイイんだ…?」
「し、らない…よぉ…」
きっと世那が欲しいからだ。好きだから。いっぱい欲しくて…。
世那の手が譲の前を扱きながら腰を穿ってくるのに声が我慢しようと思ったってどうしても漏れてしまうんだ。
--------------
すみません…昨日はヘバってたのでリコメ遅くなってます。
ここの記事のコメ欄開けて後でお返事させていただきます~(><)
すみません…
テーマ : 自作BL小説
ジャンル : 小説・文学