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2014.05.11(日)
「ひより…」
瑛貴の腕の中でひよが感じてよがり、喘ぐ声を漏らしている。
頬を上気させ、涙を零しながら…。それが純粋で綺麗に見えるのはそうしてなのか…?
子供じゃない、と言う日和がまだ子供なのは十分分かっている。
分かっているのに止められない。
子供だ。…そのくせ大人びた表情で瑛貴を誘って来るんだ。
そのギャップに箍が見事に外れた…。
いや、簡単に外れるのはもう自分でも分かっていたはずだ。何回も何回も暴走しそうになっていたんだ。
それなのに…日和が泊まりたいというのを無碍にする事も出来なくて頷いた結果がこれだ。
……もう遅い。
いや、……最初から決まっていたんだ。
小さい頃から。ずっとずっと大切だった存在。
普通だったら近所のガキなんて本当にただのガキなはずだ。それが日和に対しては本当にどこもかしこも全部が特別なんだ。ずっとそれは変わらない。たとえ離れていた時だって…。
自分は狂ってるのじゃないかとも思ったが…日和が大きくなってこうして手の中に入っている事が瑛貴に満足を与えた。
ずっとずっと足掻いて逃げて…。
誰にも与えられなかった充足感が今瑛貴を包んでいた。
「日和…っ」
「や、あっ」
日和の苦しそうだった声に甘さが混じった。…ここがいいのか…?
ぐっと衝くとまたひよが声をあげる。
……いい、んだ…。もっと感じればいい。瑛貴だけでいいと思えばいい。……いや、思ってるのか…?
ずっとずっとひよが後ろから追いかけてきた。
逃げても逃げても…。こんな意気地のない自分を求めて…。
逃げるのをやめたんだ。全身でひよを受け止める事を決めたのだ。
ぐっと日和の奥を突き刺し欲を埋める。
今までに味わった事のない満ち足りた充足感が瑛貴をさらに追い立てる。
ゆっくりと日和を気遣うように動かしていた腰の動きが大きくなってくる。日和も感じているのか…?ぎゅっと中が収縮して瑛貴を離さないと言わんばかりに締め付けてくる。
「あ、あ…っ!瑛貴くんっ!」
もっと、と求めるような日和の声にさらに律動を激しくして日和の身体を揺さぶりながら中を穿っていく。
白い華奢な身体…。子供の頃から比べたら大人になったとはいえ、まだ十分熟したわけじゃないのに…もうこんなに自分が抑えられないなんて…。ダメだと頭では分かっているのに止められないなんて!
「…日和が悪い…っ」
「…そ…う…。僕が……悪い…ん…ぁあ!」
…またそんな事を言う。
「嘘だ…。日和は悪くない…。こんなに早くからお前と会わせられた運命が悪いんだ。早くても遅くても日和が欲しいのにずっと変わりはないんだからな」
「ぼ、ぼくもっ!…ずっと…小さい頃から…瑛貴くん…がほし…か、った」
そう…。まだ幼稚園のガキの頃から日和は結婚するんだ、と言っていたんだ。あれから10年が経ってもまだ…。
「日和…」
やっと、やっと自分の中が日和の存在全部を等身大で受け止める事ができた。
揺さぶる日和の身体が快感にかふるりと震える。
「ひよ…感じてるんだ?」
「だ、って…あ、ぁあ…や…っ」
「いいんだ。もっと…日和、全部見せろ。可愛いのもエロいのも日和の全部は俺だけのものだ」
「え…いき…くんだけ…」
さらに大きく腰を引き、中に埋める。
日和の前もまた勃ち上がっているのに大人になった、とつくづく思ってそして感謝する。
「日和…いいか?」
「ん!…も、っと…」
「ああっ!…ひよ」
さらにそんな事言って煽る日和に何度も何度も奥を衝く。ヤラシイ交わる音が耳を刺激し、荒い息遣いも混じり、吹き出た汗も、体温もどれもが交じり合っている。
「ひより…イきそうだ…いい…?」
「いいっ…瑛貴くん…も……っ…んんあぁっ…」
無意識なのか考えてなのか…今は無意識だと思うが…煽りまくられもう我慢は限界だ。
キスを交わし、日和の細い体を抱き、中を激しく衝く。
キスに応えるのもおぼつかない位日和の声が止まらない
「日和も…もいっかい…イけそう…?」
可愛い日和の前ももうとろとろだ。
「んっ…!…は、や…く…ぅ……」
夢中になって腰を奥に押し付け波が押し寄せるのを日和にぶつけた。
「んあぁ………っ!」
ぎゅうっと日和が瑛貴の首に抱きつき身体を震わせ中を締め付けてくると瑛貴もぐっと日和の最奥に欲の猛りをぶつけ、そして解き放っていた。