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2014.05.18(日)
「日和」
瑛貴くんの浅い息遣いが続く。そして日和も。
繋がっているそこから湧く官能の渦が日和を包んでいく。
……感じすぎる位だ。
きっと精神の開放が手伝ってるんだ。それにプロポーズでいいといった瑛貴くんの言葉。
全部が重なって余計に感じるのかもしれない。
そしてそれは瑛貴くんも一緒だ…きっと。抑えていた感情が流れ込んできそうな位。
「んっ、はぁっ…」
荒く続く短い喘ぎ声、肉欲のぶつかる音。
「も…う…」
「ああ…日和」
さらに激しく深く、日和の腰を掴み、奥へ奥へと律動を繰り返す。
身体も激しく揺さぶられ身体がずり上がっていきそうな位だ。
「ひ、よ…っ」
「んっあぁ……ぁッ!……」
瑛貴くんが日和の中で脈打っているのを感じ日和もまた身体をびくびくと震わせた。
汗と達したばかりの短い息を重ねながらキスを交わす。
「ん、んぅ…」
息が苦しいけど心地いい苦しさ。舌を絡ませているうちに火照った身体はまたすぐに熱を持ってきてしまう。
どうしてこんなに欲しいんだろう?
貰っても貰ってもまだ欲しい。
「あ、ぅ…んっ!」
どくりと瑛貴くんも日和の中でまた力を取り戻してくる。
そして続けて小さく律動を始めた。
「まだまだ…だ」
あっという間に瑛貴くんは怒張を取り戻して再び抽送を繰り返し始める。
「また…お…っきい…よ…んっは……ぁあ…」
「当然…日和の中がぐちゃぐちゃだ…分かるだろう?」
内壁を擦られるたびに柔らかくなって瑛貴くんを受け入れている箇所がひくひくして収縮する。ぐちぐちとヤラシイ音たてて瑛貴くんを締め付ける。
「日和…後ろ向いて」
身体をひっくり返されまた瑛貴くんが入ってくるともう待っていたかのようにするりと受け入れる。
「ふか…い…っ…」
「ああ…根元まで呑み込んでいるな…」
膝を立てて後ろから瑛貴くんに衝かれ結合してる部分を晒してなんて…。
「中がトロトロだ…」
「ああ、んっ!」
ぐりっとグラインドさせるようにしてさらに日和の中をかき回すのに声がもう止まらない。
こんな…声…と日和は思うけど瑛貴くんはわざと声を出させるように突いてくるんだ。
緩急をつけてゆっくりしてたかと思うと大きく衝いて。
どうしたって声を我慢なんか出来ない。
それにヤラシイ事とかもいっぱい言うし…。
…これって普通なの?日和は瑛貴くんしか知らないから…。
瑛貴くんはきっと違うと思うけど…。
思わずそう思った所でむっとしてしまった。
「日和?」
「後ろ…やだ!」
「…そうか?」
なら…と体勢を元に戻してくれる。そしてぎゅっとこれでもかという位の力で瑛貴くんにしがみついた。
「どうした?」
「べーつーにー!なんでもないもん!」
「…言いなさい」
「あ、んっ」
するんとまた瑛貴くんが中に納まればやっぱり満たされた気持ちになってしまう。
「日和」
「ああん!や…なんで!」
ぐっと奥まで衝くのをやめたのに抗議する。
「言いなさい」
「……別に…僕は瑛貴くんしか知らないから…みんなこんなえっちいのかな、とか…」
「………………好きなのも大事なのもずっと日和だけだ」
でも誰かとはしたんでしょ?
思わずじとっと睨んでしまう。
「仕方ねぇだろ。お前は子供だったし。日和が高校入ってきてからは誰もない。………えっちいのは誰でもだろ」
「ホントかなぁ?…そうかなぁ…?」
「……お前…他の誰かと試そうなんて考えてないだろうな?」
「そんな事!考えるはずないでしょ!」
「…ならいいけど…。なんか危険な感じが…」
「……………瑛貴くんさいってー!僕はずっと瑛貴くんだけ好きだったのに!それなのに他の人なんてないでしょ!」
「ならいいけど…日和…お前が綺麗になっちゃって俺は心配なんだよ!」
「要らない心配…だもん!…っ」
瑛貴くんが日和のあちこちにキスしながら激しく衝いてきた。
「…綺麗…?」
「ああ。可愛くて綺麗だ」
誉められればやっぱり嬉しくなる。
「瑛貴くんはかっこいいまんまだよ?もうすぐ30になるけど」
「こんの!」
「んあっ…あ!」
じゃれあいが楽しい。
「好き」
「ああ。俺もだ日和」
そしてまた律動に合わせ腰を揺らし果てる。何度も…何度も。