身体中余すとこなく痛みを伴うようなキスが降ってきた。そしてそれにさえ凪の身体は疼いてもう前からいやらしくとろとろと透明な体液を零している。
「このいやらしい身体を誰かに見せる?」
「みせ、ないっ……お前……だ、け……んんぁ…っ」
よく解さないまま三塚はローションを塗りつけ強引に凪の中に入ってくる。
身体が裂けそうなくらいに痛みを感じる。
でもいい…。これは三塚だ。
ベッドに括りつけられた手は自由が利かない。それでも三塚がそうしたい気持ちもわかる。凪だって外に仕事に行く三塚を送り出しながらも離れて欲しくないと思っていたのだから。捕まえてくれて離さないでいてくれたらいいんだ。もっと縛り付けて。
「んっ!あ、あぁぁっ」
無理に進んでくる三塚の怒張に苦悶の表情が浮かぶ。
「…ひどいことしてる…分かってる…凪……でも止まれない…」
ゆさゆさと凪の腰を抱えて三塚が腰を穿ってくる。
「い、い……っ…んだ……三塚…」
大きく孔が広がって三塚を受け入れている。もう何度も受け入れているそこは痛いと最初は訴えてもすぐに順応してくる。分かっているんだ。強烈な快感を与えてくれるのだと。
「ひどいことしてるのに…凪の中はうねって俺を咥えこんでいる。やらしい凪は俺だけじゃ不満足…?」
「ちが…本当に……っ………ちが、う…んだっ…」
三塚にだけこうなるんだ!他の誰かになんて考えられもしないのに!
「キス…っ……し、て……っ」
まだしてくれていない!身体中あちこちにしてくれたけど…まだ…。
身体を揺さぶられながら訴えると三塚が噛み付くようにキスしてきた。口の中も全部吸い取られてしまうように口腔の奥深くまで三塚の舌が入り込んでくる。
「んんぅ…っ」
溺れそうだ…。
入り混じった唾液が口端を流れ落ちていく。揺さぶられる身体で前も震わせながらたらたらと、後ろも穿たれるたびに淫猥な水音を漏らしてぐちゃぐちゃと乱れている。
「どこもかしこもたらたらと垂らして…やらしい…凪…」
意地悪そうに三塚が耳元に囁いた。
「俺だけ、って言ってるのに…」
「絋士…だけ…だ…ああぁぁっ!」
「イきそう?ダメですよ?…俺がいない間に悪さしてたなら罰を与えないと」
「や…っ」
三塚が凪の根元をぎゅっと握った。
「手、…手…はず、し…て……っ」
三塚に抱きつくこともできない」
「ダメ。縛っておく…。凪が誰にも触られないように…」
三塚が激しい律動を繰り返し凪の中を抉ってくる。
「中に俺の精をたっぷり流してあげます。溢れる位にね…」
「あ、あああっ」
ぐっと三塚が奥まで挿すとどくりと凪の中で震えた。
「凪はまだだめ…」
「あ、あ…」
出したいと訴える欲を押さえつけられおかしくなってきそうだ。
「腰揺らして締め付けて欲しがって。……俺だけって言ってるのに…」
「おま、え……だけっ……んああっ!は、や…く……イかせ……て…」
「どこに?どうされたい?」
「な、か……っ…衝いて……はぁうっ…!」
「おねだりが上手だ…凪…」
「あああぁぁ……っ!」
三塚が凪の根元を開放しそしてまた激しく中をかき回しながら打ちつけてくる。中の内壁も入り口の擦られじんじんと身体がしびれ、喘ぐ声が止まない。
いっそ壊してくれればいいのに…。
三塚に満たされていっぱいに溢れさせて壊れたら幸せだろう。
「イっていいですよ。凪。こうやって耳で喋られるのも好きでしょう?」
耳朶をちょっとキツく食みながら三塚が囁けば声が脳に響いてきそうな感覚に陥る。三塚からは甘い香り…。ぎゅうっと抱きつきたいのに腕はネクタイで縛られ自由が利かない。
「イって」
ぐっとまた奥を衝かれどくりと三塚が凪の中に精を注ぐのを感じた。
「あぁぁっ……っ!」
それを感じ凪もまた解放され白濁を飛ばす。
三塚が凪に手を添え残滓まで絞り取るようにこすり、そして手についたソレを舐めた。
「いっぱい出ましたね?それに濃い…出してなかったんだ?」
「…し、て…ないっ」
はぁはぁと荒い息を吐き出しながら答えるとまた三塚が中で律動を始める。
「中がひくひくして…煽動してる…やらしい凪…俺だけ…って言ってるのに…」
お前だけだ…!
自由になるほうの腕で三塚の首に手をかけ抱き寄せキスを望んだ。それに三塚も答えてくれる。舌を絡ませ唾液を交じらせ迸りを何度もあげ、汗を飛び散らせ何度も何度も三塚に抱かれた。
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