三塚が凪の耳を食み囁く。
「随分感じてる…」
「だ、って……あぁ…っ」
声にぞくぞくと反応して体が震えてしまう。
「や!だ、めっ!」
三塚の手は感じすぎて震えるものに手を添えた。
「いい…イって…?」
そう囁かれたとすぐに凪は白濁を放ってしまう。
「やぁ…っ!だから…ダメって言ったのに…っ!」
荒く息をもらしながら抗議すると三塚がくすりと笑った。
「いくらでもイっていい…。覚悟してって言ってたでしょ?溜め込んでた分を空っぽにするぐらいしますからね…」
「あ、ああっ」
イったばかりの敏感になっている身体の首筋を舐められればもうそれだけで体がびくびくと反応してしまう。
「…敏感になってますね」
だって…!
「三塚も…早く…っ」
「名前で呼んでって言ってるのに直してくれないし。えっちの時だけというのもキますからいいんだけど…」
「あ、ああっ」
乳首を抓られ口に含まれればまた声が漏れてしまう。
「痕もいっぱいまたつけたげます」
「別に…見るの…絋士だけ…なのに…んんぅ…」
声を我慢しようと凪は口を押さえた。隣に人が住んでたら聞こえてしまう!
「大丈夫です。隣は空き部屋ですから。ここは角部屋だしね」
三塚がすぐに気付いて凪の手を取り払う。
それにしたってなんとなくいつもの自分の家と違って落ち着かない感じで…。
「余計な事何も考えなくていい。俺だけ見てればいいんだ」
あんなに切羽詰った感じだったのに三塚は自分よりも凪の快楽を優先して凪の身体を舐め、吸い上げる。
「つっ!」
痛い位に肌を吸われる。あちこちを。その度にびくびくと体が震えてしまう。
三塚の口唇が凪の身体を嘗め回しながら下肢に向かっていく。凪の吐き出したものも舐め取って…。
「や…め…っ」
「どうして?濃いしいっぱい出てる…してなかったんだ?」
かぁ~っと顔が火照ってくる。
「だ、だってっ!」
「してもらえるの心待ちにしてたんだ?…ずっと物欲しそうな顔してましたもんね?」
「してない!」
「嘘ばっかり…。俺は我慢ばかりで苦痛だったのに凪は煽るような事言うしいつ自分でもキれるか心配な位だった…凪のここに入れたくて…」
「あ、ぅんっ」
つっと後ろを指で突かれまたびくんと体が反応してしまう。そしてつい腰をくねらせた。
「…欲しいんだ?」
「い、言ってないっ」
なんでいちいち確認してくるんだよ!
「あ、そう?いらないんだ?」
「い、い、…ってない…」
意地の悪い!
「おまえこそ!早く欲しいって言ってたのに!」
「欲しいですよ?でも凪にそんなに望まれないんじゃ…」
言ってないのに!
顔を上げて三塚をじろりと睨むとくっくっと笑っている。
ムカつく…。いっつも余裕で!
凪が起き上がると三塚がどうした?という表情をする。
膝立ちになっている三塚のスラックスのベルトに手をかけ外す。もうすっかり前が勃ちあがっているのは見た目でも分かる位になってる。こんなになってるくせに!
スラックスと一緒に下着までを下げれば大きくそそり立ったものが顔をだす。
もうはち切れそうに大きくなってるそれにそっと手を副えて舌を突き出した。
「それ…マズイです」
「まずくない…けど?」
三塚の先からとろりと透明な液が零れてくるのを舌で突いて舐めた。
「いや、美味いまずいじゃなくて…」
三塚のを口に頬張って顔を見上げると三塚が顔を顰めていた。
…気持ちよくない…のかな…?
舌で三塚のものを舐め上げながらまた口に含む。
「……口…犯していいんですか…」
ん?
「我慢出来ないって言ってるのになんでそんな煽る事ばっかしてくるんですか!」
「んぐ…」
ぐっと三塚が自分の怒張したそれを凪の口に押し込んできた。
「我慢して我慢して…ひどくしないように…すぐにでも突っ込みたいの我慢してるのに!」
ゆるゆると腰を動かされる。
…これがいつも凪の中を犯すんだ。中を擦って快感を与えて…。
自分が触られているわけでもないのに体が疼いて凪も腰をくねらせる。
「凪のもまた勃ってる…腰くねらせて、しゃぶってるだけで感じてるんだ?」
だってっ!
上目遣いで三塚を睨むと三塚がくそ、と声を小さく漏らしそして手を伸ばすと凪の身体を引っ張った。
「こっち!」
「ん!な、なに?」
三塚のものを口から離してしまうと下半身をぐいと方向転換させられる。
「ちょ…っ」
「舐めてくれるんでしょ?」
凪の代わりに横になった三塚の顔を跨がされるようにさせられて羞恥が襲う。
「お礼に俺も舐めてあげます」
頼んでないのに!
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