「唯…」
航さんの声が唯の耳元でキスしながら名前を呼び、手は唯のものを扱く。
「や…っ!すぐ…」
「出そう?」
「んっ!んっ!」
唯はがくがくと頷きながら航さんの胸にしがみ付いた。
「脱いだ方がいいな…汚れるから」
航さんが唯の屹立に触れていない方の手でパジャマのズボンを下げた。
くちくちと唯のものを扱くたびに先からいやらしく垂れる透明な液体が音を鳴らす。
「唯…やらしい」
「や…そ、んな…」
「いいんだぞ?唯がやらしいのは俺限定だろう?」
勿論そう。航さん以外にこんな事して欲しいなんて思うはずない。
「唯、ちょっと…」
航さんが手を離して唯の身体をソファに倒したと思ったら航さんが頭を唯の下肢に向けた。
「あ、んぅっ」
唯の濡れたものを航さんが口に含み、快感が唯の身体を走った。
「や!だめぇ…出ちゃうっ」
キスだけでも感じちゃうのにこんな事されちゃったら我慢できるはずない!
「航、さんっ」
離して、と唯が航さんの頭を手で押すけれど航さんは口を離してくれない。
「やぁ、んんぅ…!」
航さんが口に含んだまま舌で唯の先を刺激して唯は身体を震わせてあっという間に達してしまった。
「やだって言ったのにぃ…」
航さんの口の中に出しちゃうなんてと半分泣きそうに唯が顔を歪めて顔を覆った。
「ぁう、んッ」
航さんは綺麗に唯のものを舐めてそれから口を離した。
「ばか…泣くほどの事じゃないだろうが。唯が気持ちいいならいいんだ」
そりゃものすごく気持ちはよかったけど…。じゃあ航さんのも舐めたら気持ちいい?
唯は目尻に溜まった涙もそのままにして身体を起こした。
「唯?」
そして今度は唯が航さんに圧し掛かっていった。
「…唯もする?」
「する」
頷いてそっと航さんのスラックスの前に触れると航さんのものも大きく勃ち上がっているのが分かる。
航さんもしたいって思ってくれてるんだ、と唯はベルトに手をかけた。
「積極的だな」
航さんは楽しそうに唯のされるがままになっていた。
自分の下が半分ずり下がったままの情けない姿だけどそんな事よりも航さんがしてくれたようにしたい。
ベルトを外しファスナーを下げる音が生々しく唯の耳にも聞こえてくる。
下着に手をかけて下げれば唯のものとは質感も大きさも全然違うものがぶるんと飛び出してきた。
航さんの…。
そっと両手をかけて舌で先を舐めてみた。びくんと航さんの屹立が震えて、唯の舌にも感じるんだと分かれば大きく口を開けて航さんを口に含んだ。
大きくて正直苦しい。
でも航さんが感じてくれれば嬉しい。
ぴちゃぴちゃと舐めているけれど航さんのがなかなか震えない。声も出てないしあんまりよくないのだろうか?
目を開けて航さんの顔を見たら航さんはじっと唯の事を観察するように見ていた。
そして目が合ったらどくりと航さんのモノが脈打った。
感じてる…?
もっと感じて欲しい。
唯は必死に航さんにもっと感じて欲しくて舐めるように、そして顎を使ってヤラシイ音を立てる。
疲れてきた口からは唾液が伝ってみっともない。
「こら。もういい」
航さんが唯の頭を押さえた。
「やら…」
「やだじゃない。離しなさい。俺は唯の中に出したいんだ」
航さんが手を伸ばして唯の腰をぐいと掴むと口から航さんの屹立が外れてしまった。
「もういいから…十分だ」
「だって…航さん…イってない…」
「お前と違って若くないんだからいいんだ。口もいいが中に出したい…いいか?」
航さんが唯を膝に乗せて耳元に囁いた。
唯は航さんの胸に顔を埋め、勿論こくりと頷く。
「ちょっと待ってろ」
航さんがそう言って唯を膝から降ろすとスラックスを脱いで下着姿のままで姿を消してしまって落ち着かなくなる。
なんで?
…と思ったらすぐに航さんが何かを手に戻ってきたと思ったらワイシャツも下着も脱いでそして元と同じ体勢になった。
「再開だ」
その航さんの手が唯を膝に乗せたままで後ろに指を這わせてきた。そこにぬるりとしたものを塗られる。
あ、これを取りに行ってたのか、と唯はかっとした。
「唯が痛くないようにな」
くすっと航さんが笑いながら器用に片手で唯のパジャマのボタンを外し始めた。もう片方の手は後ろの窄まりを撫でている。
「…ね、あっちに行けばよかったんじゃ…?」
「折角だからソファでもいいかな、と思ったんだ」
寝室にという唯の意見は即座に却下された。
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