「礼なんかいいんだよ。俺がそうしたいだけなんだからな」
航さんがにっと笑って唯に軽くキスする。
悪戯っ子のような悪い事を考えているようなこの笑顔も唯は好きだ。
「あ、ぁん…」
後ろを弄っていた航さんの指が増えた。
「この辺り…」
ぐっと唯の奥の方に指を入れて中を探っている。
「はぁっ…んっ!」
唯が感じる所を航さんの指が掠めると唯の身体がびくびくと震えた。
さらにキスしてたこうさんの唇は唯の唇を離れて首や鎖骨を舐めながら下に下がっていく。
「このピンクの乳首とかやばいだろ…。確か学校はプールなかったな?」
「…ない、よ」
「安心したよ。お前の可愛い乳首を見られなくてすむからな」
男の乳首なんて誰も興味ないと思うけど…。
「ふ、ぅ…ん…」
つんと立ち上がってる乳首を航さんの舌が転がしながらそして歯で甘く噛んで来た。
下からは航さんの指が唯の中を弄る度にやらしい音を出して、胸からもぴちゃぴちゃと水音が聞こえる。
「やぁ…ん…音、が…」
「恥ずかしい?あっちもこっちもやらしい音してるもんな…」
そう言いながらも航さんはわざと音をたてるように弄る。
「後ろ…指増やすぞ?早く唯の中に入れたい」
「ん!」
唯だって早く航さんの大きいものが欲しい。
ぎゅうっと航さんの首にしがみ付きながらこくこくと頷くと後ろがさらに広がった。
「…痛くないな?」
「…うん…」
「先週も初めてなのに感じまくりだったもんな…?」
くすりと航さんが笑うのを感じる。
「今日もいっぱい感じて啼いていい」
また航さんは意地悪っぽい事を言う。
「…して」
いっぱい航さんが欲しい。
「…本当に煽るのが上手だな。どこでそんなの覚えたんだか」
どこで…なんて…航さんは勿論ただそんな事を言ってるだけで唯で遊んでるのは分かってる。
「…航さんだけ…だもん…」
「当然だ」
航さんの身体が汗ばんでいる。肌が触れている所が熱い。
「唯」
航さんが唯の身体を反対向きに変えた。後ろから航さんの猛った大きいモノを後ろに宛がわれる。
「ゆっくり腰を沈めて」
唯の耳元に航さんの声が後ろから響く。声が少し掠れているのが官能を伴っているように聞こえてしまう。
航さんの足に手をかけながらゆっくり唯の入り口が広がりながら航さんを呑み込んでいく。
「んんぅ…」
苦しい。そう思いながらも息をはぁとゆっくり吐き出しながら腰を沈めていった。航さんの手が後ろから伸びてきて唯の前に触れる。
「…萎えてないな」
くすりと航さんが笑いながら満足そうに呟いた。
そんなの…だって航さんを感じられれば当たり前だ。
「はぁ…」
全部航さんを呑み込んで唯が大きく息を吐き出す。
唯の身体の中が全部航さんで埋まってる感じだ。満たされているような気がする。でもそれだけじゃなくて身体が蕩けそうにさせられるんだ、と唯はぞくりと肌が期待にざわついてしまう。
「やぁっ!」
ぐっと航さんが後ろから腰をさらに奥にと突き上げてきて声が出た。
「いやじゃなくていいの間違いだろう?唯、ちゃんと正直に言わないと」
はぁと航さんの短い息遣いが唯の耳を擽る。
「前を触らなくてもしっかり唯のここは感じてヨダレを零してるしな…」
航さんを中に感じるだけで唯の前は航さんの言うとおりに透明な液体をとろとろと零していた。
「こんなに感じやすい身体だったなんて」
「し、らない…っ…」
自分の身体がこんなになるなんて思ってもなかった。それもこれも全部航さんだからだ。どこもかしこも敏感に航さんを感じてそして反応してしまう。
触れられている所も呑み込んでいる所も熱も声も航さんの全部を感じ取ってしまう。
「あ、あぁッ!」
航さんが唯の腰に手を添えると後ろから穿ち始めた。力が抜けそうになった身体は背中を航さんに寄りかかるようにして、そして航さんが激しく中を衝いてくる。
唯は声が出るのを押さえるようにと自分の口を手で覆った。
「こら、手」
すぐに航さんが気づいて唯の手を外す。
「啼いていいって言っただろう」
「だ、って…」
「だってじゃない」
「んんっ!」
そしてまた衝かれれば背中が仰け反って声が出てしまう。
唯の腰を支える航さんの腕を掴むようにして航さんに身を任せる。
航さんに突き動かされて唯の頭も体もぐちゃぐちゃに溶けてしまいそうだ。
「唯…」
航さんの荒い息遣い。唯もまた荒く息を漏らし、そして交じり合った。
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