どうしてキスを交わすだけなのにえっちい音になるかな…?
なんかその水音が耳に聞こえるだけでも恥ずかしい。互いの舌が絡んで吸って吸われて、絡んで口の中を行き来して…。
「ん…ふぅ…」
長いキスで嚥下できない唾液が口の端を伝っていくと航さんで指でそれを拭ってくれる。
「…痺れそう…」
舌が、唇が麻痺してきそうだ。
それにちょっと唇を航さんが離れた時に銀糸が伝ったのがまた恥ずかしい。
こんな時どうすればいいの…と唯は真っ赤になっているだろうけど、航さんはいつも変わりない。
「エロいな…」
あ…違う…変わりはある。目が熱を訴えていた。
瞳の奥から欲望の籠もった目で唯を見ている。
「航さん……あの…相手って…今まで、女の人だけ…だった?」
「あ?…そりゃ。…ってなんで今そんな事聞くんだよ」
「だ、って…航さんは…僕でいい、のかな…って…」
「ばぁか。俺が欲しいと思ったのは唯だけだ…身体なんて入れ物だろ。男も女も関係ない。唯の全部が欲しいだけだ」
ぎゅっと航さんの首に抱きついたけどすぐに腕を外されパジャマを脱がせられた。
航さんの手で脱がせられていくのがこれからするぞ、って言わんばかりでいつも恥ずかしい。
そして航さんも唯の身体を跨いだままで上を脱ぐと、航さんの唯とは違う男らしい筋肉に覆われた身体に見惚れてしまう。出来上がった男の体って感じだ。
体育の時なんかに着替えをする時裸になって半そでの体操着に着替えたりするけど全然高校生なんかとは違うな、と思う。
唯は手を伸ばしてそろりと航さんの身体を手でなぞった。
「……やらしい触り方だな」
「え!?…や、そんなんじゃなくて!かっこいいな…って思っただけなんだけど…僕の身体と全然違うし…」
「確かに…唯の身体は艶めかしいな…」
「へ?…何それ…」
がりで細い体だとは思うけど…。
「色が白いし…それで乳首がピンクって…舐めるともっと鮮やかなピンクになってもっとやらしい感じになってくるんだよな。あ、今日はキスマーク解禁だったな…」
乳首ピンクって…そんなの嬉しくもなんともない。
「んっ!いたっ!」
きゅっと航さんが唯の胸辺りを痛みを伴う位に吸われた。
「ぁ…」
その場所を目で見ると赤く打撲のあとのようなものが小さくついていた。
さらに航さんが唇をずらしあちこちを吸っていく。
その度に痺れるような甘い痛みを感じて声が漏れる。
「肌が白いから痕がつきやすいな…それに感じやすいし…」
そんな事と言いながら航さんはさらにあちこちに痕を残していく。
「んんっ」
されるがままで唯はただ声が漏れる。静かな部屋に航さんが落とすキスの音と唯の喘ぐ声だけが響く。
部屋の電気はついたままで航さんはいつも明るい部屋で唯の身体を弄る。
「こ、うさん…」
「ん?」
されるだけじゃなくて…したい、と目で訴えると航さんが体を起こし唯の下肢を剥いで露わにし、自分も脱いだ。
航さんはすでに屹立して天を向いている。
これが唯の中をかき乱すんだ。
それを思うだけでじんと唯の中が痺れる。
もう何度も与えられている快感を身体が求めている。
「航さん…」
ゆっくり唯が起き上がると航さんが唯の身体をひょいと持ち上げた。
「こっち」
「や…ちょっと…っ」
航さんの手が唯の身体を移動させ今度は反対に航さんが横になったと思ったら航さんの顔の前で足を広げられ跨らせられた。
「やだぁ…」
「恥ずかしい?でも唯のここびんびんになってるけど?」
つんと唯の前を航さんが弾くとひくんと唯の航さんに比べたらここも子供という屹立が震えた。
「唯はどこもかしこも可愛いし綺麗だな」
今度はそんな事言いながら唯の後ろをつんと指で突く。
航さんの目の前で股を広げて自分でも見ないそこを晒して、羞恥に腰を引こうとしたけれど航さんがそれに気づいてがっしりと唯の腰を掴んだ。
「逃げるな」
「やぁ…だって…こんなの…」
「お前は目の前にあるのしゃぶってろ」
しゃぶって…って。
唯の目の前にあるのは大きくなっている航さんだ。そっとそれに手を這わせると航さんのものがびくんと大きく震える。
手で包んで航さんの屹立の先をそっと口に含んだ。
舌でつんと先をつつくとまた航さんのものがびくんと反応する。そして反応に気をよくしてぴちゃぴちゃと唯は舌を這わせた。
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