「も、いいからぁ…」
「だめ。何度も言ってるだろ?唯が恥かしがるのが可愛いんだから…もっと苛めたい位だな」
またそういう意地悪を言うんだ。
「意地悪…」
「今更だろ」
くっと航さんが笑いながら今度は指で唯の胸の飾りをイタズラする。
きゅっと強めに摘んだり指先で転がしたり。
唯の指よりも太くて大きい手が器用に動いて唯を翻弄する。
「う、ぅん…」
もじもじと腰を動かすと航さんが楽しそうに笑っている。
「どうした?」
だから…意地悪だって言ってるのに…!
後ろも弄って欲しくてひくついているのが自分でも分かる。
強烈な快感が身体を襲うのをもう知っているから、早くそれが欲しくて…。
「やらしい唯も可愛い」
航さんがキスしてその後耳を食みながら囁く。
ぞくぞくと航さんの声に背中を震わせ声も上擦ってしまう。
「やぁ…」
「ほら…唯、ちゃんとどうして欲しいか言ってごらん」
「…ゆ、び……」
「指をどうして欲しい?」
ちゃんと言わないからか、航さんは指を後ろの入り口をさわりと掠めるだけだ。
「挿れ、て……」
早く、と後ろも身体も待っていると航さんの指が中に入ってきた。
「挿れたぞ?挿れただけでいい?」
「や…動かして…んっ…はぁ、ん…」
ぬちぬちと航さんの指が動き始めると唯の腰も揺れてくる。
「も、っと…奥…のとこ…」
「ここだろう…?」
「ああんっ」
強烈な快感が身体を電撃のように走っていくとびくびくと身体を震わせてそしてイってしまった。
焦らされたせいかあっという間もなく簡単に達してしまった。
「やぁ……」
恥かしくて泣きたくなってくる。だって指を入れられただけで簡単にイってしまうなんて…。
「唯…イっちゃったんだ?」
「う、ぅ…だ、って…航さん…意地悪…なんだもん…」
半分泣きそうになりながら抗議すると航さんが宥めるように唯に軽くキスする。
「悪い悪い」
航さんは全然悪いとなんか思ってないような口調で軽く笑いながら謝った。
「可愛い…。何回だってイっていいさ。明日は動かなくていいって言っただろう?」
「だって…僕だけ…」
「いいって。それ位気持ちよかったって事だからな」
航さんの声は上機嫌だ。
「エロい身体にしちゃったから責任とらないとなぁ…」
「あ、ぁ…」
一回イってしまった敏感になっている身体の中を航さんの指が動き出す。
ぐりっと中をかき回され唯の感じる所を掠められれば萎えたものがまたぴくりと反応してくる。
もっといっぱいぐちゃぐちゃにしてほしい…なんてそんな事を思ってしまう位えっちな身体になってしまった。
航さんの指が増え、圧迫感が増すけど、それよりも航さん自身で埋められた時のほうがもっと体も心も満ちるのが分かっている。
「は、や…く…」
「いやまだダメ。今日はゆっくりいっぱいするんだから」
「やぁ…ん……」
「唯は何回でもイっていいよ」
濃すぎる…。
航さんとしかえっちした事ないけど、絶対濃いしすごくえっちだと思う。
後ろを航さんの指で穿たれ、さらに前も航さんが刺激を加えてきて唯は再びどくりと白濁を零した。
「僕だけ…ぇ……」
「だからいいって。唯は若いしいくらでも出るだろう?」
そんなわけない…と思う。だって自分でだってそんなにした事なかったのに…。
「俺は年いってるから回数はちょっと保たないからな」
「嘘だぁ…」
絶対違う…と思う。
「その分内容濃くして唯を満足させないと」
十分すぎるってば。
満足って…もういつでも唯はいっぱいいっぱいなのに…。
「僕だけじゃなくて…航さんも…」
「唯が気持ちよさそうに感じてれば十分だけど?ちゃんと後で唯をいただくから大丈夫だ」
大丈夫だ、じゃなくて!
「あ、…はぁ…ぅん…」
また航さんの指が唯の後ろを動き始めれば抗議の声が引っ込んで代わりに甘く喘ぐ声が出てしまう。
だってもう身体が痺れっぱなしのようで官能で身体がいっぱいになってる感じだ。
肌も触られるだけでびくんとしてしまうし、濃密すぎる。
「航さんの…ばかぁ…」
「心外だな」
「僕まだ高校生なのにぃ…」
「今更だろ」
航さんが笑いながら唯の体にキスを降らせた。
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