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キリ番リク② 彰吾×千聖5

 確かに高台になっているし、ガゼボは敷地内の奥の方に位置し、生垣で仕切られた一角にあったし、もし門扉の所に誰かが来ても見えはしない所に位置していた。
 まさかこういうことする為にここに設置したわけでなく寛いでる所を見られないようにという彰吾の心遣いの配置なのだろうけど、なんとも都合のいい事だ。

 浴衣の裾を割られればもう千聖のそこは彰吾の目の前だ。千聖のものを彰吾が躊躇なく口に含み胸も弄られればもう千聖の浴衣は着崩れていく。
 「やばい…」
 彰吾が膝をつきながらそんな千聖を見て顔を上気させ息を荒くしている。
 時折花火で照らされる顔は間近に、そしてどどんという音はどうにも遠くなっていく。

 「千聖…」
 外だから、などという制約はもう千聖の中にはなかった。だって!外からは見えないし、誰も訪れる事もないのだ。
 「色っぽすぎ…エロい…」
 「ばかっ」
 お前がそうしてるんだろうが!
 「いいから…早く」

 酒に酔っているのか状況に酔っているのかもう分からない。いや、酒はまだほんの少ししか口をつけていないし酔ってはないか。
 酒を楽しむ時間だったはずなのに彰吾に煽られすっかり千聖もその気になってしまっている。
 「あ、あっ…」
 花火の光りと音には不似合いな淫靡な水音が響いてくる。
 「んっ…」
 外でこんな事と思えばさらに背徳感が増し体が敏感になっていくようだ。

 「感じすぎ」
 「だ、って」
 彰吾も息を荒く千聖の零す透明な液を舐めそして舌先で鈴口を突かれれば千聖の腰が跳ねる。
 「や…いきそ…」
 「いいですよ。千聖…」
 「んっ!…やだ、って…」
 こんな後ろにはまだ触れられてもないのに感じまくりだなんて!
 これから先がどうなってしまうのか。

 「後ろ…もっ」
 触れてくれない彰吾に千聖からねだる。
 「うーん…ローション持って来てないんで…最初にいっちゃってください。あとで舐めてあげますたっぷりとね」
 彰吾の声も掠れ色気が孕んでいるのを感じればますます千聖の中心は熱を持ってしまう。
 「あ、ああぁっ」
 浴衣が肩をずりおちてる。肌蹴て肌を晒し彰吾が膝をついて千聖のものを咥えている光景が花火の光りによって倒錯的に目に映る。

 「彰吾っ」
 顔を埋めている彰吾の頭を押さえながら腰を揺らしてしまうそうで千聖は体を捩ろうとするが彰吾の腕が腰を抱え、離してくれない。そしてますますいやらしい音をたてて千聖を煽っていく。
 「や、で、る…っ」
 「いい…千聖…いって」
 さわりと後孔を指でなぞられるとそこに与えられる快感を覚えている体はぞくぞくと官能を感じさせ、体を震わせると短い嬌声を上げながら彰吾の口に放ってしまう。

 「あ!し、彰吾っ」
 吐き出せ!と言おうと思ったら彰吾は千聖の吐き出したものを口に含んだまま千聖の体を反転させてきた。
 ベンチに膝をつき柵に手をかけ外に顔をつきだすように、そして腰は彰吾に向かって開いてだ。
 そして浴衣の裾をべろりと捲くられれば尻が彰吾の前にむき出しにされる。
 「ちょ…っ……や、ぁ…」

 浴衣の袖が腕にひっかかり腕も自由に動かせなく、ただ柵にしがみつく。
 彰吾はむき出しにした千聖の尻を割るとまたも迷いもせずにその窄まりに口をつけた。
 そして千聖が放った白濁を塗りこめさらに舌で舐めながら指も入れてくる。
 「千聖…やらしい…すごい興奮してる…前が出したばっかりなのにもうぴくぴくしてるし…」
 後ろも弄られもう片方の手で前も弄られればもう我慢などできるはずもない。自分からも早く彰吾が欲しいと誘うように腰を揺らしてしまう。

 「しょ…ご…いいからぁ…」
 「俺だってもうもちそうにない位になってますけど…」
 花火のドンという音にかき消される彰吾の声。花火の音が止めば静寂の中に虫の音とやらしい水音が響いてなんともおかしな気分だ。
 「…こんな事するつもりじゃなかったのに…色っぽく誘う千聖が悪い」

 「さそ…って…ない、ぅんんっ」
 「嘘ですね。こんなに腰揺らして中も蕩けてるのに」
 それは…彰吾が…!
 抗議したかったがどうしても声は嬌声になってしまう。
 「ガゼボの配置をここに決めた俺自身を褒めたい位に本当に絶好の位置だったな…」
 しみじみと彰吾が自画自賛しているが千聖の中を弄る手は止めない。
 「しょう…ご…っ」
 もう…早く、とねだるとやっと彰吾が腰を押し付けてきてその快感を待ち千聖の体が震えた。


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