「やっ…だ、めぇ…っ!」
強烈な快感が岳斗を包んだ。
「先がもう濡れてる…」
そう言って千尋先輩が岳斗の勃ち上がったものを口に含んだのだ。
舌で裏筋を舐め上げられ先を刺激されればもう熱を出したくて仕方なくなる。
「だ、め…っ…イ、っちゃう…からぁ……」
「何度だってイっていい。岳斗」
含んだまま喋られればそれがまた刺激に繋がる。
「やっ!…はな、し…てっ…ああっ…!…出、ちゃう…」
身体を捩って逃げようとしたけれど千尋先輩は離してくれない。
さらに煽るように手を添え上下に強く擦られれば我慢なんて出来るはずない。
「イ、っちゃ…ぅ……っ!あ、ああぁ……っ!!」
強く口で吸い上げられれば岳斗の身体は震えてそして精を吐き出してしまった。
ドクドクと吐き出されるそれを千尋先輩の口が受け止めるのに岳斗は泣きたくなってくる。
「や、だ…って言った、のにぃ…」
千尋先輩は口を離して口元を拭いながら岳斗の頭を撫でた。
「お、れ…もする。千尋先輩、寝て…?」
千尋先輩は面白そうに口端をあげて横になったのに岳斗はそっと千尋先輩に唇を這わせた。
痕つけていい、かな…?
ちゅう、と千尋先輩の胸を強く吸い上げ痕を残すと、それに満足して大きく勃ち上がったままの千尋先輩のものにそっと舌を出して舐めた。
手を添えて先を口に含む。
そして口の奥まで。
上下に顎を動かすと千尋先輩のものがさらに怒張していくのにもっと感じて欲しくてきゅっと吸い上げた。
「やま、と…っ」
千尋先輩の声が上擦っているのにますます気をよくする。
岳斗もされたんだから…。
千尋先輩が感じているのに岳斗自身もまた感じてくる。
もっと感じて欲しい…。
多分上手、じゃないとは思うけれど、でも千尋先輩の口に含んでいるそれが震えるのだからきっといくらかイイと感じてくれているはず。
「やまとっ…口、離せっ!出る、から」
「やっ」
岳斗だって口にした、のに…。
「ダメだ、って…お前は、いいから…」
「やぁ…」
千尋先輩は半身を起こして岳斗を離そうとするのに岳斗が首を振った。
「イ、く…っ」
掠れた低い声が聞こえて、ぐい、と顔を離された瞬間に千尋先輩の白濁が飛び出して岳斗の顔にかかった。
「う、わ…」
「岳斗っ!だから離せって!」
千尋先輩が慌ててティッシュを取り出して岳斗の顔を拭いてくれるけれでど、それをちょっと舌を出して舐めてみる。
ま、っず……いや、マズイっていうより…エグミが!
けほけほと岳斗が噎せると千尋先輩が苦笑してた。
「だからやめろって言ったのに」
「だって……千尋先輩がっ…」
「っとに、お前は…」
ぐいと身体を引かれてまた組み敷かれた。
そして後ろに指が入ってくる。
「…我慢できねぇ」
今出したばかりなのに、そう言った千尋先輩は言葉通りにもうまた勃ちあがっている。
「千尋、先輩…」
千尋先輩の目の奥に早く欲しいと焦燥感が見える。
岳斗も早く欲しい。
岳斗の身体はもう疼きが走っている。
これから待つ快感を知っている。それが欲しくて。
「や、っ…っ!」
千尋先輩が岳斗の腰を抱えるように持ち上げると後孔に口をつけた。
「身体中全部舐めてやるって言っただろ」
くちゅくちゅと粘着した音を響かせるのに身体を捩る。
「ちゃんと濡らさないと…岳斗、逃げるな」
逃げようとする岳斗の身体をしっかりと千尋先輩の腕は掴まえて離さない。
「だ、って…っ……!あ、ぁっ…!」
恥ずかしい!そんなところ……。
唾液を注がれているのが分かる。
内壁を千尋先輩の舌が舐めてほぐしているのが分かる。
やだ!恥ずかしい!と思っても身体が、敏感な岳斗の中がひくひくと反応してしまう。
「あ、ああ、んっ!や、ぁ…だ、め…」
「全然ダメじゃないくせに。気持ちイイんだろ」
そんなの気持ちイイに決まってるけど!
でも千尋先輩にそんな事させてるのが、なんとなく許せない。
身体中にキスはいいけど…。
「ん、んぅ…っ」
千尋先輩はわざと音が出るようにして舌で岳斗の中をかき回す。
「やぁ…だ…ぁああっ」
「ヤラシイな…?」
そして千尋先輩は意地悪くわざとえっちな言葉を囁くんだ。そして岳斗に言わせようとするんだ。
「岳斗?どうして欲しい?」
「あぁっ!…ち、ひろ、せん、ぱ…い…ほし……」
「いい子だ」
そして圧倒的な質感の千尋先輩が岳斗の中に入ってきた。
テーマ : 自作BL小説
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