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2012.09.07(金)
「怜さん!?」
怜さんの家に着いたら手を引かれて寝室に向かった。
「な、なに…?」
「だって昨日は足りなかったし、おまけに明羅くんってば煽る様な事ばっかりいうし?」
「い、いつ…?言ってない…」
「ぞくぞくするの俺だけだ、とか…宗も親父も俺に似てる、とか」
それは言ったけど…。
「…それ、どこが…?だって、本当の事だし」
怜が明羅の制服を脱がしていく。
「怜さんっ…」
「ごめんね~?」
ぽいぽいと制服を剥ぎ取られて…。
怜さんにキスされれば身体はすぐに従順に反応してしまう。
「んぅ…」
どこもかしこも怜の口が、手が、熱が、明羅を煽っていく。
いくらでも欲しい。
貪欲な欲が明羅を覆っていく。
もっと。もっと。
どうしてこんなに欲しいと思ってしまうのか。
ごめんね…?
全然。
もっと、もっと…。
こんなに我儘だというのに我儘言っていいなんて。
「ぁ……」
怜さんの唇が首筋を啄ばんで息がかかるとぞくりと快感が湧く。
怜さんの指が身体に触れればそこから疼きが広がる。
自分ではどこか後ろめたい行為でも怜さんが与えてくれれば歓喜にしかならなくて。
「あぁっ…」
怜の手が明羅を包んであっという間に追い上げる。
「や…っ」
女じゃないのに、でもゆっくり大事にしてくれているのを感じれば嬉しくて。
次の日動けなくなっても、それくらい求められていると思えれば嬉しくて。
「やだっ…出、ちゃう、から…」
「いいよ」
怜の口が明羅の耳を食んだ。
ぞくぞくと官能がせり上がってくる。
こんなになるなんて知らなかった。
女じゃないのに、喘がせられても相手が怜だったら当然で。
いつもあっという間に熱を放ってしまう。
「やぁっ…怜さんっ…っ!」
キスして唇を啄ばむ怜の首に明羅は腕を回してぎゅっと力を入れた。
「や…イっちゃう……よ…」
「イって」
何度も何度もキスしてくれてそしてさらに怜の手が激しく動けばあっという間に明羅は達してしまう。
怜にしがみついて身体を震わせ、荒い息が漏れる。
「あ…ぅ…」
後ろにぬめりと怜の指を感じた。明羅の放ったもので指を滑らせてきたらしい。
「痛くない?」
痛くはないからこくんと頷く。
「昨日もしたからか…?柔らかいな」
くちくちと動く怜の指に必死に声を我慢して怜に抱きつく。
慣れさせる為のこれが恥かしい。
怜の指が明羅の中に入ってるなんて…。
「怜さん…いいから…」
「よくない」
だって、恥かしいのに…。
怜に覚えられたある一点を刺激されれば身体は跳ねてしまう。
「や、あっ!」
電気が走ったように背が仰け反った。
まだ外は明るいのに、こんな事してるなんて…。
「怜さんっ…」
荒い息が漏れる。
刺激に慣れ腰が揺れる。
もっと欲しい。
「…足り、ない…ぁ…ん…」
「…ばか。なんつぅ事…」
怜はまだジーパンを履いててベルトを外す音が聞こえた。
「だから、煽るなって…」
「や、ぁっ……」
指と全然違う質感の怜が明羅の中に入ってくる。
みしみしと広がってそれでも呑み込んで…。
「ん…は……っ」
息を吐き出す。
「怜さん…いい…?」
女の人と違うけど…大丈夫…なのだろうか…?
「…ばかっ」
「んぅっ」
怜が中でさらに怒張を増した。
「…煽るなって、言ってる、のに」
身体を揺すられる。
「あ、……っ…」
怜が感じてる。
身体が汗ばんでくる。
「…もっと…っ!」
「…このっ!」
「やぁあっ……」
怜が待てない、と言わんばかりに激しく抽送を繰り返す。
深く穿たれ、そこに疼きが生まれる。
「怜、さんっ」
腰をつかまれ打ち付けられれば、怜に余裕を感じられなくて、それ位求めていてくれるのが分かれば明羅に歓喜が生まれる。
「好き……ごめん、なさいっ…」
「あ?何、言ってる?」
「だって…全部…欲し…」
「全部やる。…全部…お前の全部は俺が、もらう」
「あぁっ!…」
激しく身体を揺さぶられ、怜の言葉に前を触られていないのに初めて反応した。
「…感じた、か…?」
「ぁ……」
怜の手が明羅を包んだ。
一緒に中と外を刺激され身体の愉悦がどこから湧いているのかわからなくなる。
「やぁ…っ…だめっ…」
「いい。イくぞ…明羅」
怜さんの掠れた官能に満ちた低い声に反応して中がひくつき熱を放出すると怜も明羅の中で飛沫を飛ばしたのを感じ、明羅は身体が大きく震えた。