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2013.06.29(土)
そして舌を絡めながらキスを交わし、理人の手が桜の下肢に向かっていく。
なんとなく疚しい気がしてくる…そんな中、理人の手が自分でもあまり弄らない桜の勃ちあがったものに触れた。
「や、だ、だめっ!」
理人に触られたらもうそれだけで出てしまいそうだ!
「ダメじゃない」
「だ、だ、だ…って…出ちゃう、よっ」
「いいよ」
理人が軽く答え、そして桜のものを扱き始める。
「あっ……や…っ」
身体を捩って逃げようとするけれど理人の腕は桜を離してくれない。
「桜…お前を俺にくれるんだろう?全部くれる、…でいいのか…?」
そんな事聞くなんてずるい!
嫌、なんて言えるはずないじゃないか!
「いいよっ!……全部…理人、に…っ」
理人が桜の手を取り、結んだままになっているリボンの巻かれた手首にキスすると甘くかり、と噛んだ。
「あ、ぁっ…」
もうどこもかしこも理人に触られるだけで声が出てしまう。
身体がざわついてしまう。
「桜…もう離してやらねぇぞ?」
「いい…もんっ!」
いつも大人で余裕な理人が今はそうじゃなく見える。
額にじんわりと汗を浮かばせて、性急なキスに、動き回る手。
「理人っ」
初めて理人が桜をちゃんと欲しいと思ってるんだ、と感じられた。
「嬉し、い…」
「ん?何が?」
「理人…が俺ん事…ほし…て…分かる…から」
「ああ。欲しい。……ずっと思ってた。隠してたけどな…」
くすっと理人が笑って桜にキスする。
「がっついてちゃみっともねぇな…」
そんな事ないっ!って言いたかったけど、桜の口から出たのは喘ぐ声だった。
その口を手で思わず塞ぐ。
「桜?」
口を塞いだまま耳まで熱くして頭を振った。
「手ぇ外せって」
「や!だって!こ、んな…声っ」
「いいから…ホラ」
「あっ!…や…」
口を押さえてた手を外され、掴まっとけ、と理人の首に腕を回されると、理人の手が勃ち上がってる桜をさらに煽ってくるのに桜の身体が跳ねる。
「で、…ちゃう…ってばっ!」
「いい、と言ってる」
くすと理人が笑って桜の唇を舐めてキスする。その間も手は桜を扱く。
「ん、ぁ……っ!」
自分でもそんなにしないのに、さらに人に触られて快楽を与えられれば我慢なんか出来るはずもなくあっという間に桜は理人の手に精を放ってしまう。
「んっ!んんっ」
声を必死に我慢して身体を震わせ、理人に抱きつきながら手の中に放ってしまったのに荒い息がもれる中恥かしくて逃げ出したくなる。
どうしよう、と桜が泣きそうに顔を歪めれば理人が桜を見てくすと笑い、目元にキスした。
「まだまだだぞ?」
まだまだ?
「あ、ああぁッ!」
桜の荒い息が整わない内に理人の手が桜の後ろの方に辿っていく。
そうだ!後ろ…に…。
「力抜いてろ」
そんな事言われたって!
理人の指がたった今桜の吐き出したものを塗りつけるようにしながら桜の中に少しずつ入ってくる。
「…痛くないか?」
「痛く、ない…けど……変な…感じ…だよっ」
理人の大きな手の長い指が桜の入り口をゆっくりと動いている。
「んっ…んんっ」
どうしたらいいか分からない桜は全部理人に任せるしかないけれど。
「少しずつ、な…」
なんかむずむずする。もどかしいような、気持ちイイような…。
「りひと…ぉ…」
「…うん」
理人がやわやわと桜の後ろをほぐしながら身体中あちこちにキスしてきゅっと吸い上げられればどうしたって声が漏れる。
それに加えてさらに後ろの圧迫感が増えて背中を仰け反らせた。
「あ、ああっ!」
「わり…指増やした……桜、大丈夫か?」
「んっ!」
こくこくと桜は目をぎゅっと閉じたまま頷き、そして理人のまだ着たままの服を脱がせるように手を動かした。
だって自分だけ裸でなんて…やだ。
でも思い通りに桜の腕は動かなくて、理人の指の刺激の度にぎゅっと背中に抱きついてしまう。
理人は桜の意図に気付いたのか一旦指を抜くとぱっと一気に肌を晒した。
それに安心して桜は行き場をなくしていた腕を理人の首にまた巻きつける。
…欲しいと思うのは自分だけじゃない、んだ。
「桜…」
名前を呼ばれながらまた後ろに指を這わせられ、理人の指を埋められる。
「狭いな…」
さらに理人に何度もしつこい位に指の抽送を繰り返されると、なんとなくそこが麻痺してきた感じになってきて違和感が薄れていった。
「あ、ああっ……!」
あっちもこっちも触られキスされ、どこの感覚を追ったらいいのか分からなくなったが、ぐっと奥まで理人の指を感じたのに桜が思わず声を上げた。そこを使うのは聞いたけど…こんなの聞いてないっ!そしてそれがどれ位続いたのか…。自分だけが声をあげてみっともない、と思っていると理人の声が聞こえた。
「もうそろそろいい、か…?」
「いいっ!理人っ」
自分だけがされているのがどうにもいたたまれなくて桜はぎゅっとさらに腕に力を入れ理人にしがみついた。
「また煽る…もうとっくに我慢の限界なんだからあんまり煽るなって…。桜…ゆっくりするから…息吐いて」
「んっ…」
指を引き抜かれて思わず声が漏れるけど、今度は理人が自分を宛がってきた。
桜の呼吸に合わせて理人がゆっくりと桜の中に入ってこようとする。
痛いっ!っていうかキツイっていうか、とにかくなんか自分の中がみちみちにいっぱいになってる!
でも理人が欲しい!
自分が男にされるなんて考えた事もなかったのに、理人だったらなんでもいい!
「りひと…」
抱きついている理人の体が汗ばんでいる。広い肩幅、桜とは違う立派な男の身体だ。でも理人の肌が合わさるのが気持ちいい。
「理人、…好きっ!」
「…この…!」
「ああッ!」
思わず口に出た桜の思いで理人がぐいと一気に桜の奥まで入ってきたのにさらに桜は声が上がって理人にしがみつく腕に力が入ってしまう。
それからはもう理人に翻弄され、もう桜は何も考えられなくなってしまった。
理人に求められ、声を我慢なんて出来る余裕もなくずっと喘ぎっぱなし、理人の手によって桜は何度もイかせられ、そして身体の奥には理人の熱い飛沫を何度も味わわされてしまった。