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焔が燃え立つ。 2

 汗がひいたのでTシャツを着て、さて寝るか、と尚は遥冬の寝室に足を入れた。
 「…広いな」
 「え?あ、ベッド?セミダブルだから」
 シングルじゃなかったのにちょっとほっとする。
 部屋にはベッドに本棚、やっぱり閑散とした雰囲気だった。余計な物がまったくないのだ。
 「お邪魔」
 「どうぞ」
 先に横になって本を読んでいたらしい遥冬が少し横によける。

 …男二人でベッドってありえねぇ、と思いつつも遥冬ならいいか、とも思う。
 それこそ千尋ととかだったら泣いてもごめんだが。
 尚が遠慮しがちにベッドに横になり居心地のいい場所を探す。
 「お前ほっそいからな~。余裕だな」
 「……………電気消すよ?」
 「うい~っす」
 もう深夜も深夜であと何時間かで夜が明けるのだ。
 ふわぁと尚は大きな欠伸をする。

 「遥冬…ホントわりぃな?」
 「…………別に」
 どうやら遥冬は本当に尚がいる状況に何とも思っていないらしい。 
 まぁ、よくなければ絶対に泊めろといったって遥冬は頷かないだろうからいいのだろう。
 「…オヤスミ」
 「………………おやすみ」
 小さな聞こえるか聞こえないか位の声でそれでも律儀に遥冬が返してよこした挨拶に尚は口元が笑ってしまった。


 「…今、何時だ…?」
 目を覚ました尚が呟いた。
 「?」
 何かを抱きかかえていた。
 …………この黒い髪って…。
 一人しかいないだろう。
 尚の胸に縋るようにして遥冬が寝ていた。
 おいおい…。
 それを尚も抱きかかえていたらしい。
 女と間違ったのか?

 「遥冬」
 「…………ん……」
 遥冬がもぞりと動いた。
 ………う~~~~~ん……まずいかな?
 尚は密接してる遥冬の顔を覗きこんで揺れる睫毛に思わず見惚れてしまう。
 「………おは、よ……」
 尚が抱きかかえている状態なのに遥冬は驚きを現す事もなく目を開けた。
 「………………尚」
 「ん?」

 あ、やっぱ気付くよな、と尚は苦笑する。
 何しろ身体は密接している。朝の生理現象だから仕方ないとはいえ、溜まってるし余計に張り詰めている。
 「……………出してやろうか?」
 「はい?」
 なんつった!?今?
 遥冬は尚の腕の中にいるようにしているのにも動揺する事なく、さらにそう言うと身体をもそりと動かして手を尚の大きくなって主張しているそこに這わせてきた。

 「ちょ…遥冬サン?」
 「ん?出してやろうか?と言ったんだ」
 ……ホントに慣れてんのか!?コイツ!?
 尚の返事を待つことなく遥冬は躊躇もせず尚のウェストから手を中に入れてくると勃ち上がっている尚に触れてきた。
 嘘だろ!?
 「…溜まってるって言ってたな」
 言ったけど!
 たらたらと尚は冷や汗が流れてくる。

 「う、あ…」
 やっべ…。
 遥冬の手が尚のものを扱き始めればその快感についお任せしたくなってくる。
 だってどうしたって自分でするよっか気持ちイイ。
 「……お前は?」
 自分だけっつうのも、と思って尚が遥冬のそこに手を伸ばせば遥冬のも勃ちあがっていた。
 あ、やっぱ男なんだ。
 当然だけど…。
 「お前も勃ってんじゃん」

 かっと遥冬が眦を赤く染めたのが差し込んでいた日の光で尚の目にもはっきり分かるとぐんとさらに漲ってしまう。
 「…出しっこかよ………まいっか」
 そんな事した事もなかったけど、遥冬だったら綺麗で美人だし、いっか、と尚は遥冬の下をずり下げる。
 「ぁ…」
 そして互いのものを握り締めて上下に擦りあった。
 「遥冬…」
 遥冬が目を閉じながら自分の官能を我慢し、尚のを扱き、身体を震わせているのに尚はじっくりと見入ってしまう。

 やっぱエロい…。
 「んっ…な、お…」
 「ん?いい…?出そう?」
 「出、る…」
 「いいぞ」
 思わず遥冬の身体に回した腕に力を入れて耳元に囁く。
 「俺もイきそ…」
 遥冬の快感に歪ませている顔がいい。

 野朗同士なのにあまりにも抵抗がなさ過ぎる、と尚は自分にも呆れてしまうが、今はそんな事より目先の快感だ。
 「遥冬…」
 「ん…ぁ…」
 我慢しながらも小さく漏らす遥冬の声がまたイイ。
 そして遥冬の感じてる顔がかなりクる。
 なまじっか女より綺麗な顔してるから。
 でも握ってるコレは男のモンだ。 
 …全然遥冬のだったら抵抗ないけど。
 「イ…く…」
 小さく声を漏らして尚の手の中で遥冬が身体を震わせ、白濁を放てば尚もまた遥冬の手の中に放っていた。
 
 
 
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拍手&メールお返事です^^
(7/23,24午前分)
MDR様
 小悪魔どこじゃないでした~^^;
 おKでしょうか~?(汗)
 ありがとうございます~^^

AHN様
 公開だと考えますよね(笑)
 変な事書けないし^^;
 好きに書いて下さっていいですよ~^^b
 ありがとうございます~^^

RI様
 小悪魔より上だと思いますが、
 どうでしょう~?^^;
 大丈夫かなぁ~?
 ありがとうございます~^^

HNK様
 ええと…私の携帯では普通なんですけど…
 そういった症状が見当たりません(--;)
 多分機種によっても違うのかと思いますが…
 それは私が直せる範囲ではないです↓
 申し訳ございませんm(__)m 

 多分不具合修正されるとは思いますが…
 一応不具合があるという報告を入れておきます(><)

S様
 昨日も暑かったのね…^^;
 ウチの方はずっと涼しいです~^^
 エロスですか~?(^m^)
 そうです~♪^^b
 そして、気が早い!(笑)
 なんでそう思うかな~~~?
 間違ってないけど~~~~(^m^)
 ありがとうございます~^^

KRB様
 誘いとかいう甘さじゃないかも…^^;
 イっちゃっていいですかね?(笑)
 ありがとうございます~^^
 

テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

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