2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

冷やされる焔。 8

 お風呂も借りて尚の部屋へ。
 前泊まった時もそうだったけれど、尚のベッドの横に布団が敷かれてた。
 「尚…」
 すでにベッドに横になって携帯を弄っていた尚に抱きつくと尚は携帯を離して遥冬の身体を抱きしめた。

 「どうした?」
 遥冬はただ首を横に振った。
 「遥冬」
 尚の手が遥冬の頭を引き寄せて唇を啄ばむ。
 「尚…」
 小さい声で囁く。
 時間はもう遅いけど…。やっぱ声はマズイ。
 「…声、我慢出来るか?」
 遥冬の前がすでに勃っていたのに尚は気づいていたらしい。
 「で、でも…」
 「口押さえとけ…。でもそうすっとキス出来ねぇな…。終わったらいっぱいしてやる」
 「…別に…」

 尚は遥冬を拒絶しない。
 兄にはこんな遥冬をよく抱くなんて言われたけど。
 尚…。
 尚の狭いシングルのベッド。
 でもだからこそ尚が近い。
 「やる気満々だったのか?」
 「…………」
 だって電車の中でずっと疼いてたんだ。兄に見せられていた男に抱かれる痴態に自分を重ねて。
 まさか、そんな環境にいたなんて尚に告げられはしないけど…。
 そんな状況だったなんて言ったら誰でも引くだろう。

 「俺は大歓迎だけどな」
 「んっ…」
 尚の手が尚に借りたTシャツの中に潜り込んできて小さい乳首を抓られれば鼻から声が漏れた。
 慌てて手で口を押さえる。
 尚が身体を反転させ、遥冬を組み敷き、尚に借りて着用していた短パンに手をかけてきた。
 「ん、んっ」
 口を押さえてくぐもった声になってしまう。
 尚の手が遥冬のものにかかった。
 すでに感じていた遥冬の身体はそれだけで熱を出したくなってくる。
 自分だけじゃなくて、尚も、と言いたいけれどもう尚の手に煽られてそれどこじゃない。

 「遥冬、イっていいよ」
 でも!と目で訴えると尚は遥冬の耳朶を食んだ。
 「いい。イって…お前のイく顔見たい」
 耳を擽る声にぞくりと肌が粟立った。
 「イ…ちゃ……う…」
 「いい。遥冬」
 「ぁっ」

 尚に名前を呼ばれてさらに強く扱かれれば我慢出来ずに早々にどくりと尚の手に白濁を放っていた。
 それを掬うと今度は遥冬の後ろに手を伸ばしてくる。
 ぐちぐちと湿った音と共に尚の指が遥冬の中に入ってきた。
 もうなんども受け入れているそこはもう尚の指では物足りない。
 ひくひくと自分でも中も身体も待ち構えている、と分かってしまう。
 くす、と尚が笑った。

 「すぐあげるから」
 「…別に…」
 やっぱり尚も分かったんだ!待ってるって!
 かっと頬が熱く感じた。
 「……可愛い」
 尚の囁く声が遥冬の耳に響く。それだけで後ろを収縮させてしまうんだ。
 「その、可愛いって…どういう…意味?」
 「は?そのまんまだけど?可愛いから可愛い。感じてるのに我慢してるとことか。顔赤くするとことか…」
 「い、いいからッ!」

 さらに言葉を続けそうな尚の口を思わず塞いだ。
 そんな恥ずかしい!
 人形のようだとか、氷のように冷たいとか、そういった事を言われるのには慣れているが、尚みたいな事を言われた事はないのでどうしたって恥ずかしい。
 「そんなとこも可愛い、だけど?」
 くすと尚が笑っている。
 「…そんな事言うの尚だけだ」
 「うん。それでいいじゃん。…他のヤツに見せたかねぇよな」
 「ぁっ…ぅ…」
 尚が遥冬に唇を合わせ覆うようにしてキスしながら指を奥まで入れてきた。

 「ん…ぁっ…」
 もう遥冬の感じる場所なんて尚はよく知っている。
 焦らすこともなくそこを擦られ、遥冬は背中を反らせた。
 「声、我慢。…聞こえるぞ…?」 
 遥冬は慌ててまた自分の口を両手で塞いだ。
 「本当は聞きたいんだけどな…お前の声もイイし…」
 耳にキス音が聞こえる。

 小さく囁かれる甘い言葉に酔いそうだ。
 その間も尚の指は本数を増やし、遥冬の内壁を刺激する。
 でも違う。もっと!
 「尚…ほ、し…い…」
 「ああ…。待って、ゴムつける。さすがに中に出せねぇからな。お前にもつけてやるから」
 遥冬も起き上がって尚の服を脱がし、そして尚の手からゴムを取り袋を開ける。
 この間尚がつけてくれたのを見ていたが実際自分でつけたことはなくて思わずどうしていいか固まってしまう。
 尚がクスと笑いながらレクチャーするようにゆっくりと遥冬に見せるのを真似、互いの屹立したものにつけあった。

 …一つお勉強になったのか?
 「お前、女ともないんだ?」
 「……ないよ」
 かっとして遥冬は答えたが尚の言葉にひっかかる。今尚は、も、って言ったか?
 聞こうとしたら尚に押し倒されてそれどころじゃなくなってしまった。
  
 
-------------
続きに拍手コメお返事です~^^
(なんでいっつもエロの下になるかな…^^;)
MSM様
 尚かっこいーになってますか~?^^;
 ハピエンですよ~^^モチロン!^^b
 満たされるまで…
 ……お待ちくださいね^^;
 尚父は男前ですぅ(^m^)
 
 お名前!なるほど!(笑)
 そして莉央のイメージ!いいかも~~~~♪
 イケメンすぎるか?^^;
 暑いですね~(><)
 MSM様もお体にはお気をつけ下さいね!
 ありがとうございます~^^

thz様
 暑いですね~(><)
 ほんのちょっと前までは涼しい位だったのに…↓
 ホント洗濯物だけはありがたいですが^^;
 
 あちこち色々問題でした^^;
 でも私の書くもんなんでショボイですけど(笑)
 ありがとうございます~^^

S様
 や~だ~!もう~(><)
 何にも言わな~い!^^;
 岳斗ちゃんはキラキラでしょうね~(笑)
 あ、キャラ表!忘れてた^^;
 遥冬クンヘビーです~^^;
 尚ね~…一応…はね~多分カッコよく登場…かなぁ…?
 どうだろう…???^^;
 ありがとうございます~^^

KRB様
 兄もですね~^^;
 何とか…する…かなぁ?^^;
 女…よほど酷かったのかと思われます(笑)
 でも遥冬くんはどうなんでしょ?^^;
 分かりません(笑)
 ありがとうございます~^^

AHN様
 すみません~重くて(笑)
 基本薄暗い子になってます~^^;
 尚のおかげでお笑い系が出てくるけど^^;
 遥冬だけだとドロドロですね(笑)
 自転車とか、男の子乗ってるの可愛いよね~
 でも二人乗り今ダメなんだよね?
 違ったっけ?^^;
 ありがとうございます~^^

みらい様
 尚いい子です!
 よく出来た子だ~!話も尚のおかげで明るくなる(笑)
 駆け落ちしません~(笑)
 駆け落ちってハピエンなのかな?^^;
 私の中ではハピエンじゃないかも…何となく(笑)
 ありがとうございます~^^

テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

電子書籍

サイトはこちら

バナークリック↓ banner.jpg

Twitter

いらっしゃいませ~♪

リンク