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2012.09.12(水)
「ぁ……」
怜さんの手が明羅を包む。もうすでに官能が身体に走っていて、待ち構えているようで恥かしくなってくる。
「……こんな、じゃなかった……のに…」
ふっと怜が笑みを漏らす。
「いいことだ」
いいの…?
「あ…ぁ…」
怜の口が明羅を含むと背中が仰け反った。
「やぁっ…」
舌で鈴口を刺激され、手を動かされば一気に熱が籠もってくる。裏筋を舐められ口腔に舐られれば声がどうしても出てしまう。
我慢しようと思うのに出来なくて。
シーツをぎゅっと握り締めた。
「明羅」
怜の手が明羅の身体をひっくり返した。
「な、なに…?」
膝を折られて四つんばいにされ頭を枕に押し付けられ腰を怜に突き出した格好にさせられて動揺する。
「や、やだ…」
「いいから」
よくない!
「あ、…やぁあっ!」
いつも怜を受け入れる後孔にぬめりを感じた。
「や!な、なに…?怜さんっ……だめっ…」
怜さんの舌だ。
だめ、そんな…。
そう思っているのに内壁を舐められれば刺激で腰が揺れる。ゆるゆると動き回る舌に翻弄され、かき回されれば静止の声はもう出なくて…。
それでもやだ、と頭を振るけど怜さんの手は明羅の身体を動けないように左手は前を煽っている。
「やぁあっ!…」
さらに後ろに指がつぷりと入ってきたのを感じた。
もう知ってる。
これから強烈な快感が襲ってくるのを。
「ああ……怜さんっ…」
意味もなく早くと急かしてしまいそうになる。
どうしてこんなに恥かしくて仕方ないのに許せてしまうのだろう。
「は…っ」
奥まで指を感じる。
でも足りない…。
「やぁ…怜さん…早く……欲しい…」
そのまま指を抜かれて後ろに圧迫を感じる。
「あ、…っっ!」
顎が仰け反る。
いつも怜さんが入ってくるときの圧迫感が酷い。
でもそこから甘い疼きが湧いてくるのももう知っている。
「明羅」
怜さんの唇が背中を伝って、ぞくぞくと肌が粟立った。
「やぁ、ん…」
ゆっくりと怜さんが奥まで身体を進めてくる。
前も動かされれば自然に腰が揺れて、怜さんを誘導しているようになってしまう。
「明羅…誘ってる…?」
「ちが…ぁう……ん……」
ゆっくり怜の腰が動き始める。
「あっ……」
びくっと明羅の背中が反った。
「…ここ…イイんだよな…?」
「やっ…」
言わないで…。
「前は中に入れると反応なくなったけど…今はそうじゃないみたいだし…?」
起ち上がってる前にも怜の手が回ってやわやわと擦る。
「んぅ……や……」
「明羅…」
後ろから怜の腰が打ち付けられて怜が明羅の中に深く入ってくる。
穿たれ、衝かれて、渇いた音と水音が入り混じって、明羅の喘ぐ声も混じる。
「いい、か?…」
「んっ…もっと……でも…後ろ、や、だ…」
このままじゃ腕が回せない。抱きつけない。
すぐに怜さんは体を離して仰向けに戻してくれたのにほっとする。
ぎゅっと怜の首に抱きついてまた怜さんが入ってくるのを待つ。
「んっ!」
鼻から甘い息が漏れて恥かしくてさらに顔を怜に押し付ける。
「明羅」
怜の声が耳に響く。低い響く声。
それだけで身体が蕩けそうに反応してしまう。
きっと怜さんは知ってるんだ。だからわざと耳にそっと呟くんだ。
「怜さん…っあ!……っ!」
ぐっと中まで一気に入ってくる大きい質感。
「我慢できない…動くぞ?」
明羅はがくがくと頷いた。
いいんだ。好きにして。怜さんがいいと思ってくれるなら。
「怜さん…っ」
でもいつも怜は明羅のいいようにしてくれる。
「お前もイけ…」
「んっ…」
激しく身体を揺さぶられて、抱きついている怜の背が汗ばんでくる。
感じてる?いい、と思ってくれる?
「怜さん…」
「明羅っ!」
はむっと怜の耳たぶを甘く食んだ。
「…こ、のっ!」
「ああっ!」
明羅の最奥までぐっと怜が衝いてきた。
さらに怜の律動は激しさを増し、明羅の前に刺激を繰り返す。
「や、あ……イく……イっちゃう、からっ…」
「いい。イけ。明羅…」
びくびくと身体が震えて荒い息が止まりそうになりながら怜の手の中に白濁を放つと怜の熱も身体の中に吐き出されたのを感じた。
それがまた明羅の身体に震えを走らせた。