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2012.09.15(土)
家に戻ってすぐに何も言わずに明羅は怜に抱きつき、そして怜もすぐに無言でそのまま明羅を抱き上げ寝室に向かった。
「怜さんっ」
怜さんが暖房のスイッチを入れながらそして性急に明羅のスーツを脱がしていった。
何も言えない。
ただこの人が欲しい。
明羅も怜の服をたくし上げる。
「怜さん…俺…していい…?」
いつも怜がしてくれるばかりで明羅にはさせてくれなかったけれど、今日はしたい。
怜をベッドに座らせ、膝を床について明羅はすでに大きくなっている怜のものに触れ口に含んだ。
「明羅っ…」
怜さんの声が上擦る。
ダメだ、と怜が明羅を離そうとするのに明羅は首を振った。
そして上を見上げると怜の熱の籠もった瞳とぶつかった。
ぐんと口に食んだ怜がさらに怒張すれば感じてくれいるんだと明羅の身体にも疼きが湧く。
ゆっくりと手を添わせて口を上下に動かして、舌で舐め上げる。
「明羅っ!だめだ…離せ」
「や…」
いつも怜さんがしてくれることを真似してする。
怜さんはだめだと言ってさせてくれないけれど、今日はどうしたってしたい。
手を動かすのを早めて大きい怜さんを飲み込むようにすればさらに漲ってくるのを感じて、そして明羅も触られてもいないのに感じた。
「明羅っ!…出るから…離せっ」
「んんぅ…」
やだ、とぎゅっと口を窄めたらびゅくびゅくと怜が己から熱を吐き出した。
「明羅っ!!」
飲み込もうとしたけど出来なくて咳き込んでしまう。
「この、ばかっ!」
慌てて怜が明羅の口をティッシュで拭った。
「…なんで…?だって、いつも怜さん、してる…」
「俺はいいんだ」
「なんで?……俺だって、したい…」
「この…」
怜が明羅の身体をベッドの上に引き上げてそして組み敷いた。
「覚悟しろ。明日動けないぞ」
「いい、よ…。怜さん世話してくれる…でしょ」
「勿論するさ」
怜の吐き出したものが残る口腔に怜がキスしてきた。
「俺の銜えて興奮してたのか?」
怜の手が明羅の起っているものに触れた。
「ん…だって…欲しい……」
「この…ほんとに……お前はっ…」
興奮した明羅の身体は従順に怜の手に煽られてあっけなく達してしまう。
その明羅の吐き出したものを怜は明羅の後孔に塗りつけ、すぐに奥まで指を差し入れてきた。
「や、あああっ!……」
身体が敏感になっている。
強烈な官能が明羅を襲った。
「中、うねってるぞ?そんなに俺が欲しい、か…?」
「欲し……ちょうだい……怜さん…」
「くそっ……お前が悪いんだからな!」
怜のものは吐き出したばかりなのにもうすでに天を衝いていて明羅の後ろにそれをあてがってきた。
いつもゆっくりしてくれる怜さんが待ちきれないように明羅の中に入ってくる。
「やぁっ……!」
「や、じゃないだろ!欲しいんだろ?」
「欲し……怜さ、ん…」
怜に慣れたそこはあっさりと怜を飲み込んでいく。
大きく漲っている怜の侵入を易々と受け入れれば強烈な愉悦が明羅を襲った。
今までにない位の快感が明羅を包んだ。
「いい…っ!明羅」
いつも怜は明羅も感じるようにと前も弄ってくれるがそうされなくても明羅のものも感じて震えていた。
「お前も、いい、…だろ?」
「ん…ん…っ!」
背中が仰け反る。
怜が明羅の腰を持ち上げ腰を打ち付けてくれば深く奥へと穿たれる。
身体を揺さぶられ言葉はもう意味を成していなかった。
「欲し……いっぱい…あぁっ……」
まるで獣のように求められ穿たれ、明羅もそれに応えた。
何度も何度も飽く事なく律動は繰り返され最奥に怜の熱を受け取った。
明羅も怜に触れられもしないまま自身の身体に何度も精を放った。
「明羅くん……?大丈夫かな…?」
ぐしゃぐしゃに乱れた身体とベッドは怜が全部綺麗にしてくれて、今は恥かしくて布団にくるまっていた。
怜さんが伺う様に言うけど、乱れたのは怜さんも同じなのになんで自分だけがこんなに恥かしいのか。
演奏の間からずっと興奮していたんだとは思うけど。
怜さんもそうだったんだろうけど。
「……恥かしいだけっ」
だから放っておいて、と言いたかったのに布団を剥かれた。
「顔見せろ」
そしてキスしてくれる。
耳まで真っ赤になっているはず。
「よかったか?」
「………何がっ!?演奏が!?えっちが!?………どっちもいい、に決まってるでしょっ!」
がばっと明羅が布団をまた被ると怜がくつくつと笑っていた。