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2012.09.24(月)
「ところで宗はどこに行ったんだ?」
「知らないよ。学校始まってから朝も帰りもずっと一緒だった」
「は?」
「なんか友達の所にいるって」
「ふぅん」
怜がにやにやと笑っていた。
「なるほど。それならいいや」
「?」
怜の手が明羅のコートを脱がせ、制服を脱がしていく。
「あ、の…怜さん?」
「何?」
「な、んで脱がしてる、の?」
「制服皺になるから」
そしてキスされ、怜の舌が明羅の口腔に入ってきて、舌を絡められながらソファに身体を横にされる。
「怜さん、ごめん、なさい…」
「まったくだよ…気が気でない…」
明羅の舌を啄ばみながら怜が答えた。
シャツを脱がせられると鎖と指輪がしゃらりと音を出す。
それを明羅はぎゅっと握った。
「信じてない、んじゃないよ…?」
「だといいけど」
怜の唇が首に這うとぞくりともう官能が湧いてきて身体は怜を待ち構えている。
それが恥かしい。
「ここんとこ明羅はずっと俺を放置だから」
「そんな…」
「足んねぇよ」
怜の声が掠れてるのが扇情的に見えてさらに心臓が音を立てて苦しくなる。
「隠れてずっと宗と一緒だったみたいだし」
「そんな…んじゃ…」
怜の手が明羅のベルトにかかった。
脱がせられればすでに起ち上がっていて明羅は怜から顔を背ける。
だってこれじゃ待ってましたって言わんばかりだ。
怜の手が明羅にかかった。
「ぁ…」
「まさか毎年来てた子供とこんなになるとは思ってなかったけど」
怜の手が上下に動いて煽ってくると明羅は顎を反らせた。怜の舌は明羅の胸を這い、そしてきゅっと吸い上げられる。
「んっ……俺だって…」
まさか二階堂 怜に女のように抱かれて喜ぶなんて思いもしなかった。
「身体は素直なんだけどなぁ…ほら、もう先から零れてるし…」
ぬる、と怜の指が鈴口を撫でればさらに快感が身体を走る。
「やぁ…」
「毎日してやったら不安にならないか?」
「そんな…壊れちゃう…」
「だって明羅くんってばすぐ不安になっちゃうから」
だって幸せすぎるから。
これがいつまで続くのかと不安になってしまうんだ。
「怜さんっ…んっ」
すぐに明羅は怜の手に追い上げられてしまう。だって、怜の手が、と思えば当たり前だ。
明羅は腕を怜の首に回してしがみつく。そうすれば恥かしい顔は見られなくてすむ。
「顔、見せて?」
「やっ…」
「イく時の顔が見たい。なかなか見せてくんねぇんだもん」
「やだ…」
そんな事言われたらますます恥かしいのに。
さらに腕に力を入れて怜にしがみつく。
「じゃ舐めてやる?それも好きでしょ?」
怜の声が耳に響く。
「や……意地悪、…っ!」
「当然。宗なんかに泣き顔見せるなんて許されないでしょ」
「あ、だ、め…イく…」
「…いいよ」
怜の声が耳を擽って手が激しく刺激を繰り返してくる。
「イって。明羅」
「あぁっ…」
耳に息を吹きかけられる様に囁かれればいつも抵抗できるはずもなくてやっぱりすぐに怜の手に欲を吐き出してしまう。
怜の手が搾り出すようにして、そして今度はその手を後ろに滑らせる。
「ぅ…んっ」
ひくりとすぐに身体は感じてしまう。だってもっと大きい波が襲ってくるのを待ち構えてるから。
「待ってるんだよね?」
「や…」
今日は怜さんは意地悪だ。
「ほら、中もひくついてるけど?」
明羅の出したものを指に絡めて明羅の中に指を入れてくる。
「や…」
そこ、じゃなくて…。
もっと、先…なのに、怜の指はそこを避ける様にゆるゆると動いている。
思わず腰を捩ってしまう。
「ん?何?」
怜の声が笑いを含んでいる。
知ってるくせに。
思わず明羅は顔を恨みがましく怜に向けた。
「ちゃんと言って?」
「意地悪…」
「そうだよ?ほら…どこ?」
やわやわと指が蠢くけど、イイところは外してきて…
「や…ぁ…もっと、奥……っ!」
明羅の背中が反った。
「指でいいの?」
「やっ……怜さん、がいいっ」
怜がベルトを外して自身を明羅に宛がった。
指とは比べ物にならない質感が明羅を穿つ。
「あ、あぁ…ん……や、怜、さん…っ」
もう怜が前を触ってくれなくても感じられて、すでに明羅はまた雫を溢している。
怜の腰が動いて律動を繰り返し、奥を刺激してくるたび戦慄が背中を駆け上がる。
「明羅」
怜に声をかけられきゅっと力が入って締め付けると怜が最奥まで入り込んで熱を吐露したのを感じ明羅もまた飛沫を飛ばしてしまった。